カホンについて
瀬古裕信

2007・10・21スタート
2008・7・22 最終更新
今回はパーカッションブームの真っ只中にいるカホンです。
カホン&ジャンベQ&Aはこちらへ
私は何個かカホンを所有していますが今メインで使っているのはシュラグベルグの SchlagwerkPercussion CP-4007とTOCAの緑のカホンTCAJ-GBをメインで使っています
。
カホンは今現在国内、海外を含めてDG TOCA LP マウンテンリズム(MOUNTAIN RYTHYM) マイネル(MEINL) パール(PEARL) 浜崎商会 アルコ(ARCO) デコラ(DECORA43) プレイウッド(PLAYWOOD) Tycoon zo,s cajon 九段カホン YAMAHA MUSIC TRADING CONTEMPORANEA SOL その他沢山… など沢山の大手、個人メーカーがありますがただの木の箱なのにサウンドは全然違います。
私の使用しているモデルはヴァーツェル材でできているのですがシュラグベルグの他のモデルより低音が非常に伸びます。カタログにも遠鳴りする音質と書いてありますが確かにホールなどでもよく響きますし野外で使っていても遠くまで聞こえてるそうです。
音質もしっとりとしていて上品な音で荒々しい感じは無いですが反応が非常に良いです。
打面に触れただけで響き線が反応します。 横の面もしっかり鳴るので効果音として使えるのも良いです。
そもそもカホンは基本的に打面が木である為個体差が激しいです。 なので理想は何個か取り寄せてもらって自分の好みのやつを探すのが一番いいと思います。
私のも同じモデルとシュラグベルグの他のモデルを何台か試奏させてもらって決めました。
基準においたのはローは全体的にしっかりでるモデルなのでハイの部分の音がきれいに出てなおかつマイク乗りが良さそうなやつにしました。
周りにはシュラグベルグのカホンを持っている人が何人かいますので比べてみましたがハイの音の出とローの鳴りが良くで音量も非常に大きいです。
ただあまりにも鳴りすぎるのでマイクで録る時は少しミュートした方がバランス良い感じです。
後は使ってゆくうちにサウンドもどんどん変わっていきます。 これも木材ならではの楽しみ?ですね。
このモデルを含めてシュラグベルグの定番カホン(4005 4007)が二つあるのですがどっちも昔のモデルと仕様が変更されています。
響き線の太さと付ける角度、ミュートの有り無し、打面のプライ数と厚さなどです。
このおかげで最近のモデルはハイとローが鳴りやすい傾向にあると思います。
昔のモデルは昔のモデルで音が違うのでこの音が欲しいと思っても手に入りにくいでしょう。
カホンのパイオニアであるシュラグベルグは昔からクオリティーの高い製品を作ってきたのでcp−4005とcp−4007はプロの使用率はナンバーワンですね。
某LPと契約してるパーカッション奏者の方は打面のプレートシールをはずしてまで使用していました。やはりサウンドがいいんでしょうね。
ちなみにフラメンコの世界はLPのカホンが強いみたいです。 シュラグベルグはサウンドは良いのですが値段も良いのでなかなか手が出せませんよね。
よく、ただの木の箱なのにこんなすんのーー!!??と言われちゃったりします…
なので今までかなりの数のカホンを叩いてきたので私なりのお勧めのカホンを上げていきます。
シュラグベルグの全シリーズ。これはもう完成度が高いので後は音の好みの問題ですね。ですね。
値段高め。 プレイウッド(PLAYWOOD)のマーブルの柄のモデル。店売り価格が2万円代でこのサウンドはすばらしいと思います。打面がしっかりしたやつを選ぶと良いです。
アクリルでできているのもありますがかなり良いです。湿気も気にしなくてすみます。ただこのモデルは高いです。
浜崎商会のスタンダートタイプ。これは箱全体が鳴っているような独特のサウンドです。イメージは軽自動車のジープって感じです。笑。
裏が3面に分かれていてウッドボンゴになっているタイプはお勧めしません。
理由はピッチの高い打面とピッチが低い打面の音量差が発生してる固体が有るからです。逆にこの問題が無ければ問題ないです。
このモデルはサウンドは大味ですがマイク乗りはすごく良いです。 以外とマイクに乗せるとイメージが変わるカホンがあるので普段からどっちの使用状況が多いのかよく考えてカホンを選ぶと良いでしょう。
後はソロをやる事が多い方のはトカ(TOCA)のカホン(ブラウンかグリーンのグラデーションのやつ)をお勧めします。
(2008年4月、一番右バール・オークTOCAカホン新発売)


打面の端っこを浮かしてあるので木と木がぶつかったパチパチとした音がでるので非常に目立ちます。
他のカホンでもハジのボルトを抜いたりして打面を浮かせる事は可能ですが打面が厚くてしっかりした素材でないと音量が出ません。
シュラグベルグ系統のカホン…DGやプレイウッドなどはあまり向いてないと思います。
逆にマンテンリズムやデコラはこの加工をしてありますので同じように使えます。
コストパフォーマンスを考えるなら断然TOCAですね。 仙道さおりさんならDECORA43。
Skoop On SomebodyのKO−HEYさんならZO,Sカホン
TOCAの大久保宙みた。に自分にイメージができてくるとカッコイイと思います。
左からシュラグベルグの4005 浜崎の裏がウッドボンゴになっているモデル
スラグベルグの4007

カホンに隠れる私

2007・11・9追記
最近プレイウッドは色黒のマーブルではなくて緑がかったマーブルに変わっています。
音の傾向としては変化ありませんでした。 後は以外とDGのカホンが印象良かったです。
店売り価格が3万前後くらいですが板がしっかりしていて叩き心地が良かったですね。
シュラグベルグのカホンも昔と違って鳴らないのが増えてる気がします。 少し叩けば鳴るようになるのでしょうか!?
私自身は演奏してシュラグベルグ系統のカホンが好みなのですが、録音した音を聞くと圧倒的にTOCAのカホンがすごく聞こえます。
実際に一般の方に聞いてもらっても評判がいいそうです。 今現在ベースカホンがあれば演奏の幅が広がりインパクトもあるのでなかなかいいなーと思っています。
このブログでも紹介してるカホンの教則本の付属CDで演奏聴けます。 「TOCAのサンバーストのカホンとシュラグベルグのCP-4007×2とCP-430 デラックス“ウェンジ」
大久保宙さんの カホン教則本 オープニングのデモは前半がシュラグで、後半がTOCAのカホンで演奏しています。
TOCAのカホンで使用しているロールテクニックはすごいです)

DGのカホンです。 このカホンは響き線が全部で8本付いているのでしっかりと響き線の音が付いてきます。
楽器フェアに行ってきまして浜崎カホン、アルコ、プレイウッドの設計者とお話する機会がありました。
詳しい事やなぜこういう作りになっているかなど色々と聞けました。 また次回に紹介いたします。
2008・2・18追記
TOCAのアレックスアクーニャ設計のカホンを大久保宙さんのプロデュースユニットで渋谷のAXで聞く機会がありました。
このカホンは響き線も無くただの厚い木のハコに打面を取り付けただけです。
サウンドは私がイメージするカホンとは根本的に異なるもので独特の音ですがマイクに通すと特にローの音がいいです。
それに上は真ん中1本をねじ止めしただけなのでどこを打ってもパチパチと鳴ります。
もともとの現地で使われてたカホンに近い構造なのでしょう。アレックスアクーニャも実際にツアーで使っていました

SeLa Cajon(セラカホン)
Bird’s Eye Maple/XLR

2008年5月10日追記
最近新しく販売されてる SeLa
Cajon (セラカホン)を試奏する機会がありましたので追記します。
打面はバーズアイメイプル
側面はバーチです。
サイズは485×310×300mmです。
打面が非常に硬質で厚みがあり全体的にしっかりと作りこまれています。
以前新品の状態のを試奏した事があるのですがハイの音が抜群に抜けてきてよかったのですがローが全然でなくて正直いいとは思ってませんでした。
しかし、しばらく使いこんだ状態のを演奏したらローが出るようになっていてびっくりしました。
けしてガツンとローがでるサウンドでは無いですが引き締まった低音と硬質なサウンドの高音でコントラストがきれいです。
マイクでとるとバランスがよさそうです。

横にXLRジャックが埋め込んであり、カホン内部にマイクを接続するためのキャノンケーブルが取り付けられていま。
さらにスナッピーのオン オフを横の紐でいじれます。
内部のスナッピー図

打面の端は浮かせてありめちゃくちゃ強烈です。
硬いので演奏に力は必要ですが音量とヌケがすごいです。

(この楽器は新堀芸術学院ドラム専任教師の萩原さんのカホンです。)
2008・7・22追加


私がメインの1つで使っているTOCAのカホンはまず色がすばらしいです。
このグリーンは個性的でステージ栄えしますね。
サウンドに特徴とクセのあるカホンですが今回の用な打楽器アンサンブルには最強です。
理由はスナッピーの音が普通のカホンより良く出る、またスナッピーはスネア用を切ったタイプなのでスネア系サウンドが強い。
生音はあまり低音がなくなおかつスネアの音がかぶるのですがマイク乗りが抜群によくマイクの載せると低音もよくでてなおかつ遠くに飛ぶ。
さらのエッジが使えるのでパーカッシブなサウンドがでる。
ハイは乾いた硬い音など特徴があります。
単純にサルサなどをやるときにドラムがいなくてもドラムの用なパターンを叩くだけでスネアドラムやマラカス、
シェイカーの用なシャカシャカしたサウンドがだせるので便利です。普通のカホンだといわゆるカホン色が強くなってしまいます。
2008・8・16追加
マイネル カホン CAJ1EB-M Meinl Percussion

マイネルの響き線がスネアタイプのカホンを試奏&聞く機会がありました。
まずスペックですがSIZE:W300×D310×H500mm 打面 エボニー 響き線 スネアタイプ です。
サウンドですが まず感じた事は音量がでかい、低音が太い音で聞こえる。
この2点です。
おそらくエボニーという素材と厚みのある打面の影響でしょう。
響き線の反応は悪くなく普通のビートを出す使い方には申し分ないです。
ただ指を使う奏法には少し重い印象です。
瀬古裕信 瀬古裕信の打楽器マニア(ドラム/パーカッション/カホン/コンガ/ジャンベ/など)
TOPへ戻る